若竹雅楽会
若竹雅楽会は、防府天満宮職員を中心に活動している雅楽愛好者のグループです。
現在、防府天満宮の神職・巫女・近在の神職・神職子弟、一般の方が在籍して月3回(1日、15日、25日・午後6時~8時)の練習に励んでおり、防府天満宮の恒例祭典をはじめ、お茶と灯のコンサート(5月)や鈴虫放生祭(9月)で奉納演奏を行っています。
解説
雅楽という言葉は、狭義ではこれら外来の音楽と舞(管絃・舞楽)のみを指す場合が多いのですが、正式には日本古来の音楽や舞(国風歌舞)や平安時代に新しく作られた歌曲(催馬楽・朗詠)を含めた総称を「雅楽」と呼びます。
雅楽の伝承は、現在の宮内庁式部職楽部(重要無形文化財団体指定/総理府技官)に至るまで、1,200年以上も形を変えることなく綿々と受け継がれています。
楽器
雅楽の楽器は、西洋音楽と同じように管楽器・絃(弦)楽器・打楽器に大別されます。しかし西洋音楽とは 各楽器の使い方などが違っており、各楽器の役割が明確に決められています。
雅楽の合奏では、琵琶や箏といった絃楽器は洋楽のようにメロディーを奏でるのではなく、リズム楽器として位置付けられますし、主旋律は管楽器である篳篥が担当すると決まっています。ここでは3つの管楽器を紹介します。
笙・・・唯一、和音を奏でる楽器で合奏全体を包み込む役割です。
篳篥・・・合奏では主旋律を担当します。細やかな調整によって様々な抑揚をつけながら音程を採ります。
笛・・・篳篥と共に主旋律を奏でますが、ときには副旋律を奏で合奏に彩りを加えます。
我々「若竹雅楽会」は技術的には大変未熟ではありますが、このような雅楽を神事の中で演奏して御神慮をお慰め申し上げるとともに、併せて『雅楽』を広く一般の方々に知って戴くことを目的として練習に励んでおります。日常生活ではあまり触れることのない「雅楽」を皆さんも体験してみませんか?
見学をご希望の方はお問い合わせください。
若竹雅楽会事務局 越智 0835-23-7700
入会希望の方は上記3つの管楽器のうち、どれか1つを選び習得に向けて練習に励みます。