令和9年春 斎行
菅原道真公 御神忌1125年式年大祭
式年大祭について
御神忌1125年式年大祭とは御祭神菅原道真公がお亡くなりになられ、神さまになられて1125年を記念する大祭です。
これは25年毎に行われる天満宮最大のお祭で、道真公のご神威の若返りを願うものであります。
防府天満宮は延喜4年(904)に創建された我国で最初の天満宮で日本三天神と称されております。
創建以来、時の推移と変革にもかかわらず氏子崇敬者の信仰は厚く、特に俊乗坊重源、大内・毛利氏代々藩主をはじめ時の有力者の庇護のもとに社殿造営宝物寄進等の奉賛の誠も数々捧らえました。
そして年中の祭祀は歳を重ねるごとに益々隆盛となり、天神信仰の大きな広がりを背景に現在では参拝者も年間150万人以上を数え、防府の天神様は防府の歴史とともに隆昌の一途を辿ってまいりました。
令和9年は御祭神菅原道真公が延喜3年薨去せられてより1125年という大きな節目の年に当たり、かかる年の春には御神忌(神さまになられて)1125年式年大祭を斎行致します。
天満宮では道真公に縁深い25年という数に因み25年毎に式年大祭を執り行っております。
これは氏子崇敬者の方々の大きな敬神の念により、天神様の御神慮をお慰めすると共に御神威の若返りを願い、氏子はじめ四季折々参拝される崇敬者の方々により大きな御神徳が戴かれることを懇願するものであります。
防府天満宮では、この時にあたり次の25年50年そして100年に視点を据えた上で、意義ある式年大祭記念事業を展開し、後世に向けて益々の天神信仰の発揚を念じ、創建以来の伝統と文化を伝えていくことが今に生きる私達の使命と考えております。
防府天満宮御神忌1125年式年大祭奉賛会 会長 羽嶋 秀一
役員一同
防府天満宮 宮司 鈴木 宏明
大祭予算…2億2千万円
募財目標
氏子募材…5千万円
一般募材…1億2千万円
天満宮 …5千万円
以上の趣意に基づき、氏子はもとより広く防府天満宮を崇敬くださる方々の敬神の念により記念事業が見事に成就され、この大祭がかくも盛大に執り行われることを願い、この度公益財団法人毛利報公会会長毛利元敦様を総裁に戴き、令和5年4月御神忌1125年式年大祭奉賛会が設立されました。経済の混迷する世情ではありますが、少しでも多くの奉賛の誠が捧げられ、この大祭が盛大理に行われ防府のまちの活力となることを菅公様も願っておられることでありましょう。
菅原道真公 御神忌1125年式年大祭 奉賛会設立奉告祭(令和4年4月21日斎行)
菅原道真公 御神忌1125年式年大祭 奉賛会看板掲揚式(令和4年4月21日)
菅原道真公 御神忌1125年式年大祭 奉賛会設立総会奉告祭参列者(令和4年4月21日)
菅原道真公 御神忌1125年式年大祭 奉賛会設立総会並びに発会式(令和4年4月21日)
記念事業
一、造営事業
・参集殿改修 令和4年11月完遂
・社殿(楼門、回廊)の塗替え
・大石段の改修
・表参道の整備事業並びにバス駐車場の移動
三、文化事業
・松崎天神縁起絵巻「国宝への道」プロジェクト
・(過去の)「手鏡」の保存修理
・「松崎天神縁起絵巻」室町本の修理保存
二、教化教学事業
・勝間の浦(お旅所)の整備並びに一本松神社の復興「一万人裸坊奉仕を目指して」
・記念誌並びに「新・防府天満宮考録」の編纂
四、奉賛事業
・賽銭箱の改修
・崇敬会の拡充(東京支部設立)
令和4年10月15日設立
・車の祓所並びに末社周辺の整備と寄付者芳名碑(鳥居含む)建立